まちのプロフェッショナル OP PERSONVol.41

印藤千恵さん

「小田急に行けば大丈夫!」と
思っていただけるような百貨店にしたい
小田急百貨店 新宿店(化粧品売場) フロアリーダー 印藤千恵いんとうちえさん

印藤千恵さん
新発売の商品についてブランドの販売員から説明を受けている印藤さん。
  1. 1. 2. 化粧品売場には国産・外資を合わせて50を数えるブランド・ショップが並び、400人弱の販売員が応対している。
  2. 3. スキンケアからメイク、フレグランス、ヘアケアまで幅広いラインアップが魅力だ。化粧品フロアに直結する小田急百貨店本館2階エントランス。
  3. 店舗での買い物が難しい人には、2020年11月より開始されているリモート注文サービスも利用可能。オンライン上に掲載されていない商品でも、スマホを通して取り寄せやリピート購入が可能になっている。

小田急百貨店のファンをもっと増やしていきたい

 お店のバックヤード。商品ストックの間をすり抜けるようにひとりの女性が歩いている。決して走っているわけではないが、その足は速い。まるで時間を惜しむように。「つい早足になっちゃうんです。“少しでも早く商品をお客さまのところへ持っていかなくちゃ”って思ってしまって」
 明るく微笑む印藤さんは、小田急百貨店新宿店の化粧品売場を預かるフロアリーダー。入社5年目の27歳だ。「百貨店は取引先をはじめ、いろんな方と話ができる。そこが私には面白い。デパートの化粧品売場は、小さい頃からキラキラと輝いて見えて、大好きでした」
 服飾雑貨売場に配属された後、2年目に化粧品フロアへと異動。現在はブランド側から出向いている若い販売員たちの教育指導を中心に、売場を管理する役目を担っている。「最初は“入社まもない自分が年上の販売員さんに接客指導をするなんて”と、不安や葛藤がありましたけど、おかげでコミュニケーションをとる勉強になりました」
 コスメは販売員とお客さまとのコミュニケーションも重要。「接触」が禁じられたコロナ禍は大きな痛手だった。「現在は緩和されましたが、緊急事態宣言発令後は長期間、タッチアップが制限され、口紅もぬれない日々が続きました。マスク姿での接客は今も変わっていません。こちらの目しか見えない状態ですから、販売員さんにはアイコンタクトで笑顔がお客さまに伝わるようにしてもらっています」
 小田急百貨店は2022年9月をもって新宿店本館の営業が終了。建て替えの間は新宿西口ハルクへ売場が集約される。「コスメに限らず、場所が変わっても来店していただけるような小田急ファンをもっと増やしたい。“小田急に行けば大丈夫!”と思ってもらえるような百貨店にしたいです」
 目的意識が強く、すがすがしい。話しぶりも明朗、明快。この人に「わかりません」「ありません」の言葉はない。「お問い合わせがあればすぐに調べます。販売員さんと一緒に化粧品を選びたい、悩みたいというお客さまも多いですから、そんな方々にも力を与えられる売場を目指したいですね。これからは今まで以上に顧客作りが大切になってくる時代。若い人にも入りやすく、魅力的な場所になるように努力していきたいです」

< 写真/星野洋介 文/賀来タクト >

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小田急百貨店 新宿店

[住所]東京都新宿区西新宿1-1-3 
[TEL]0570-025-888(ナビダイヤル) 
[営業時間]本館地下2階~4階、ハルク地下2階~2階 月~土10:00~20:30 日・祝 10:00~20:00/本館5階~11階 10:00~20:00 
※一部フロアは営業時間が異なります。※最新の情報は小田急百貨店 新宿店ホームページにてご確認ください。


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