世界中のグッド・ミュージックが集まる
もうひとつの〝下北沢駅〟
RECORD STATIONにようこそ!
やって来たのは、下北沢北口一番街商店街の一角にあるビルの2階。こぢんまりとはしているけれど、明るくて居心地のいい空間が広がります。迎えてくれたのは1980年にリリースされた、知る人ぞ知るファンク・バンドBreakwaterのセカンドアルバム。クールなカッティング・ギターとホーンの絡みが都会的なセンスを感じさせる1枚です。ここ、RECORD STATIONは下北沢に開店して2年半ほど。それまでは横浜でお店をやっていたということですが、どうして下北沢に? 店長の伊藤翼(いとう・たすく)さんにお話を伺いました。
「学生時代に下北沢に住んでいて、そこでレコード屋に入り浸ってDJを始めたり、という思い出の場所なんです。今ではサブカルの街として海外にも注目されていますし、どんどん変わっていく街のパワーも感じますね」。
そして、小田急のポイントカードとしては気になる〝STATION〟の名前は? 「横浜で最初にやっていた共同経営のお店の名前がわりと難しい感じのものだったので(笑)、独立して始めるにあたって、誰でも覚えられるものにしようと思ったんですよ。駅みたいに世界中のレコードが集まるお店にできたらいいですね」。
年4回海外に買い付けに行っては掘り出し物を見つけてくるのだとか。ケイスケさんも取材をしながらもずらっと並んだレコードが気になって仕方のない様子。レコード屋さんってワクワクしますよね!