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小田急沿線にある「音楽を感じる」スポットを、ギター片手に日本中を旅して回るウルフルケイスケさんが訪れます。バンドで上京して以来ずっと小田急沿線を愛するウルフルケイスケさんならではの発見と驚きに満ちた、まさに〝MAGICAL CHAIN〟な瞬間を一緒に体験しましょう!
ライター:谷岡正浩 カメラマン:星野洋介

小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅改札
にまっすぐむと、
弁当屋さんの目指
看板えてきます。
「Live Cafe Eclaircie」。
エクレルシとはフランス
」を意味する言葉で、
じて「から」=
天使梯子」という
意味合いでいられたりするそうです。
それでわかりました、
看板梯子かれているのが、納得
にあるおへは階段ってきます。
なんだか店名そのままなじで
ワクワクしてきます。
ドアをけると――
そこにはフレンドリーなあたたかさが
じられるスペースに
グランドピアノが。
日々れをしてくれる音楽
まさに“雲間から”ですね。

グランドピアノがお出迎え
小さいけど
本格的なライブスペース
迎えてくれたのは、本職がボイストレーナーの店長・安達 晃(あだち・あきら)さん。物腰柔らかで、何と言ってもお話ししてくださる声がとても素敵! 6年前から営業を続けているこちら、そもそもどうして立ち上げたのかというと――。 「僕自身の発表の場が欲しかったというのもありますし、生徒さんが気軽に人前で歌うことのできる場を作りたいなと思ったのがきっかけです」
はじめはカフェ形態で営業をしていましたが、だんだんライブスペースのみの営業にシフトしていったそうです。そこにはやはり生の音楽へのこだわりがありました。
「あのピアノを見たら、本気度がわかりますよ」とケイスケさん。
そうです、ものすごい存在感で我々を出迎えてくれたのは、エクレルシの代名詞とも言えるグランドピアノ。
「何百人入るライブハウスでもあれだけのピアノを常備している施設はそんなにないですよね。いや〜、ビックリした(笑)。お店に入っていきなりあれが目に飛び込んできたから」 「ありがとうございます。このピアノの調律は僕がやっているんですよ。こまめに調律しているのでピアノ弾きのアーティストの方には喜んでいただけますね」
こちらでライブをするのは、メジャーで活躍しているアーティストから、夢に向かって頑張っている若い人たち、さらにはオープンマイクの日を設け、誰もが気軽にステージに立つことができます。
「僕自身、とにかく音楽がやりたくて音大に行っている時間がもったいない!と高校を卒業してすぐ音楽の世界に飛び込んだので、こういう場所があればいいなというのを形にしました」
やる方も観る方も、ライブ体験のはじめの一歩にエクレルシ、ですね。
生の音楽を伝えたい!
コロナ禍での経験を糧に
噛み締める想い
まだまだコロナの状況は予断を許さない日々が続きますが、この2年ほどはやはり大変だったそうです。
「2020年の1回目の緊急事態宣言で一旦お店を閉めて、慌てて配信機材のことを調べて準備をしたりと、慣れないことが多かったですね。音響の専門知識はあっても、配信に関するシステムや機材については素人同然だったので」
そんなお店側のご苦労を受け止めつつ、ケイスケさんは自身の音楽に対する考え方を伝えます。
「配信というのはすごく便利で、今後も必要になってくるものだとは思います。けどね、僕には向いていないなって思ったんです(笑)。僕の好きな音楽はやっぱりアナログ感というかライブ感があってなんぼというかね。コロナのおかげと言うと変やけど、僕自身の進むべき方向性として、あくまで生の演奏にこだわり続けようと振り切った決意をすることができました」
それに店長さんも共感します。
「いくら頑張って配信の音作りをしても、生の音を浴びた瞬間の喜びやドキドキ感ってやっぱり違いますよね。こういうお店をやっている以上は、生の音楽をいかに届けるかということにこだわってやっていきたいですね」
「やっぱり音は空気の振動ですから。まさに、おっしゃったように浴びるものなんです(笑)」
ということで……やっぱりこうなりますよね!
ギターとピアノで即興のセッションが実現しました。うん、生の音楽は最高です!
次回 次回2月28日(月)更新も引き続き
「祖師ヶ谷大蔵|ライブカフェ エクレルシ」の記事をアップします。
歌が苦手という人必見!・・・次回もお楽しみに!
  • ▲ セッションを終えてグータッチ。音を出せば分かり合えます。

  • ▲ 天井からぶら下がっている板は音響効果を高めるもの。いい音がするんです。

  • ▲ コロナの前は最大50人収容していたが、取材した2月の始めは20人を上限としているそうです。

  • ▲ 店名の「エクレルシ」を表現したロゴ。すごくかわいいので目につきます。

  • ▲ 安達 晃さんの著作がこちら。“3オクターブは当たり前!”の文字がそそります!

  • ▲ 右にいるのは、お店のスタッフでもあるシンガーソングライターの慈雨さん。活躍、期待してます!

ライブカフェ エクレルシ
住所:東京都世田谷区砧8-8-26 大黒ビル2F
営業時間、スケジュールなどは、
オフィシャルホームページをご確認ください。

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