ウルフルケイスケのMAGICAL CHAIN TRIP

最終回にケイスケさんが選んだのは、
やっぱりここでした。
音楽や演劇といった
サブカルチャーの一大発信地として
若者から大人まで幅広い人々を
魅きつける街・下北沢。
駅のある中心部から東北沢駅に
向けて歩いていくと、
かつて小田急線の線路が
通っていた場所を再開発した
「下北線路街」という注目のエリアに出ます。
まだまだこれから何かが起こりそうな
楽しい予感に満ちた新しい場所に
今回お邪魔する
「MUSTARD™ HOTEL SHIMOKITAZAWA」の
看板がありました。
下北沢にホテル？と
不思議に思うかもしれません。
ですがこのホテル、
宿泊するだけではないのです。

チェックイン後の
ちょっと最高な
お楽しみとは？

フロントの前に思わず目が行ってしまうのが、レコード棚。そうです。こちらの「MUSTARD™ HOTEL SHIMOKITAZAWA」では、チェックインする際に好きなレコードをセレクトしてお部屋に持ち込むことができるのです。
「なんて最高なサービス！」
ケイスケさん、早速レコード選びに夢中になります。
「なるほどなるほど……オシャレなセレクトですね。ジャズとかヒッポホップが多め」
約300枚のレコードが揃うこちらは下北沢の人気レコードショップ「JAZZY SPORT」のセレクトによるもの。
「お、マイケル発見！　あれ？　こんなところにディープ・パープルが紛れ込んでる（笑）」
などなど、しばらく楽しんでレコードを物色。こちらは一度に借りられる枚数の上限が３枚までとなっていて、おかわりは自由！なのだとか。
悩んだ末にケイスケさんが選んだのはこちら！
写真左から、山下達郎『BIG WAVE』、サム＆デイヴ『THE BEST OF SAM & DAVE』、そしてスティーヴィー・ワンダー『TALKING BOOK』。
では、珠玉の名作３枚を携えてお部屋へGO！

宿泊だけではない
リラックスできる
空間としての魅力

ドアを開けると……そこはシンプルでモダンでいかにも過ごしやすそうなお部屋。思わずケイスケさんも「おー、ステキ！」と声をあげます。
早速レコードをプレーヤーにセット。針を落とします。ヤマタツサウンドが部屋中に響き渡ると、一気に夏がやってきた気分。
レコードを聴きながら、今回ご案内してくれた吉田さんにお話を伺います。
「いやー、ずっといたくなりますね。こんな部屋があったらいいなって心の底から思いますよ（笑）」とケイスケさん。
「ありがとうございます。レコード好きの人はもちろんなんですけど、こちらを利用して初めてレコードに触れたという方もいらっしゃって、新しい出会いのきっかけになっているのはうれしいですね」
“街の隠し味”をコンセプトに、〈ホテル＝宿泊する〉だけではない魅力を提供しています。
「30分500円からの時間貸しも行っていて、下北沢のレコード屋さんや古着屋さん巡りをした帰りに購入されたレコードをお部屋で楽しんだり、お洋服を着替えたりという利用のされ方をしているお客様もいらっしゃいます」
「へー！　それはいいですね。防音もしっかりしているし、今度曲作りに使わせてもらおうかな」
都市に暮らす人々の生活のまさに隠し味となる隠れ家、ですね。

▲ かつてここに線路が通っていました。今は跡地が再開発されてこのとおり！　個性的なショップが気になる！
▲ フロントの脇に設えられたレコード棚。レコードをあれこれ選んでいるだけで楽しい時間を過ごせます。
▲ フロントにもプレーヤーとアンプがセットアップされています。隣のカフェの営業が終わったらこちらから音楽を流すのだとか。
▲ ケイスケさんセレクトの３枚。山下達郎さんのアルバムは海外サーフムービーのサントラという変わった１枚。
▲ こちらはお部屋にあるプレーヤーとアンプ。いい機材で聴く音楽はそれだけで極上の体験です。
▲ こちらのモダンなデザインが特徴のスピーカーはTaguchi製。ブルーノート東京にも同社のスピーカーが使用されている。
▲ 広いバルコニーが気持ちいい〜！　あたたかい季節になったらテーブルを出して朝食をいただきたいですね。
▲ 焼酎BAR「くらげ」。営業時間は17:00〜24:00（ただし、蔓延防止等重点措置が発令されている間は21:00まで）
▲ やる気を感じさせる本格的なDJブースが！　さすが音にもお酒にも並々ならないこだわりがあります。
▲ ズラリと並んだ焼酎の数々。「珈琲焼酎も黒糖焼酎も、ついつい飲みすぎてしまいそうやな〜（笑）」
▲ 今回ご案内してくれた吉田さんと一緒に。音楽がつなげてくれたマジカル・チェイン・トリップに感謝です！

ウルフルケイスケ
1965.5.23 大阪府高槻市出身 A型

「ミスタースマイル」の愛称でお馴染みの笑うギタリスト。
ウルフルズのギタリストとして、1992年デビュー。
多数アーティストのレコーディングやイベントに参加。
不思議でステキな出会い＝マジカル・チェインをテーマに日本全国津々浦々を弾き巡る。
そのスタイルは弾き語りからバンドまで多岐にわたり、自由でシンプルなスタンスでご機嫌なロックンロールを展開中！

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