特集・コラム

STANDARD FLOWER

2020年6月25日

STANDARD FLOWER Vol.18 深まる夏。アンスリウムとともに。

フラワーアーティストの前田有紀さんが、「もっと気軽に暮らしに花を」をテーマに、季節を代表する花とその楽しみ方を紹介する「STANDARD FLOWER. by YUKI MAEDA」。気軽に手に入る見慣れたお花でもちょっとした工夫で、毎日を素敵に彩ってくれるはず。
キュートで、ちょっぴり毒々しいアンスリウム。実は、気軽に取り入れて、夏を思い切り楽しめるお花です。
前田有紀
フラワーアーティスト。元テレビ朝日アナウンサー。10年間テレビ局に勤務した後、2013年イギリスに留学。コッツウォルズ・グロセスター州の古城で見習いガーデナーとして働いたのち、都内のフラワーショップで2年半の修行を積む。「人の暮らしの中で、花と緑をもっと身近にしたい!」という思いから、イベントやウエディングの装飾や作品制作など、さまざまな空間での花のあり方を提案する。
夏のお部屋に
馴染んでくれる。
どことなく、トロピカルで南国をイメージさせてくれるアンスリウム。ハワイアンキルトのモチーフなどで見かけた人も多いのではないでしょうか? また、ハートを思わせる形なので、バレンタインデーに男性が女性に贈ることもあるそうです。その印象的な姿は、お出かけ先で見ることはあっても、なかなかお家でスタンダードに取り入れる方は少ないのかなと思います。でも、いざ飾ってみると、意外にも部屋馴染みのいいお花。夏の暑さに負けず、日持ちしやすく、凛として力強く咲いてくれる姿が頼もしいです。この時期ならではの雰囲気を思い切り味わえるアンスリウム、ぜひ気軽に取り入れてほしいなと思っています。どんどんと深まる夏に向かう日々。お部屋に飾るラインアップにアンスリウムを加えてみてくださいね。
ひとつひとつに
思い入れを。
今年、素敵な生産者さんとの出会いから、毎週たくさんのアンスリウムを送ってもらうようになりました。千葉県の大佐和花卉園さん。50年以上も前からアンスリウムを栽培している国内でも数少ない生産者さんです。今回の写真も、もちろんこちらの生産者さんのもので、緑がかった不思議な色合いの「マライケ」や、鮮やかな赤が印象的な「スパイスレッド」、濃いパープルピンクが可愛らしい「ロックセット」など、見たことのないような絶妙な色合い、形状です。アンスリウムだけで飾っても素敵ですが、他のお花と合わせてもとても馴染みが良く、周囲の草花を引き立ててくれます。こちらの生産者さんに出会ってから、それまでどことなく同じに見えていたアンスリウムの奥深さを知ることができました。いつも、角度や向きを揃えて、一本一本とても丁寧に梱包して送ってくださいます。すべての花が愛おしく、飾る際も気が引き締まります。
駅チカのお花屋さん「Hibiya-Kadan Style」が、お花のお手入れに関する疑問にお答えします。わからないことがあれば、お近くの店舗スタッフにお尋ねください!
アンスリウムは日持ちが良い?
とても日持ちします。茎も腐りにくく、水も汚れにくいです。乾燥が苦手なので水をたっぷりいれ、吸い上げがよいように茎は斜めにカットしましょう。
花を飾るときに気をつけることは?
アンスリウムは高い湿度を好むので、エアコンの効いた部屋では、時々霧吹きなどで葉に直接水を吹きかけるとよいでしょう。
アンスリウムの花はどの部分ですか?
花びらに見える部分は、仏炎苞(ぶつえんほう)といい色づいた葉。中心の棒状部分を肉穂花序(にくすいかじょ)といいそちらが花なんです!
Hibiya-Kadan Style
お花のことなら、フラワーギフト専門店・Hibiya-Kadan Style。高品質なお花を誕生日、お供え花、記念日など用途に合わせてお届けします。花束、アレンジメント、プリザーブドフラワー、観葉植物、胡蝶蘭、各種豊富に取り揃えております。
いつもHIBIYA KADAN、Hibiya-Kadan Style、Reconnelをご愛顧いただきまして、 誠にありがとうございます。
新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、お客さまおよび従業員の安全を第一に考え、 一部店舗にて、営業を変更させていただきます。
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次回は7月25日更新予定です