フラワーアーティストの前⽥有紀さんが、「もっと気軽に暮らしに花を」をテーマに、季節を代表する花とその楽しみ⽅を紹介する「STANDARD FLOWER. by YUKI MAEDA」。気軽に⼿に⼊る⾒慣れたお花でもちょっとした⼯夫で、毎⽇を素敵に彩ってくれるはず。
今回は「スイートピー」。おなじみの色だけでなく、幻想的なカラーにもトライしたいお花です。
名残惜しくて
何度も手にしてしまう。
ようやく寒い冬を抜けて春の陽気を感じられますね。今回はそろそろシーズン終盤に入ったお花「スイートピー」を紹介します。この時期になると、名残惜しくて何度も手にとってしまいます。名前の由来は「甘い香りの豆の花=sweet pea」。柔らかく軽やかな花びら、うっとりするような甘く優しい香りに、春を実感します。フリルのドレスのように柔らかく連なる花びらは、ひとつながりに見えますが、実は4枚に別れていて、細かく名前がつけられています。一番外側の花びらは、「flag(旗)」。次に出てくる蝶々のような花びらが「wing(翼)」最後にでてくるのが船の底に見立てた「keel(竜骨)」。そして、そのkeelの中に雄しべと雌しべが隠れています。蝶番のようになっていて、ミツバチが停まるとその重みで顔を覗かせるのです。不思議ですよね。
ありえない、
幻想的なカラー。
産地といえば、晴れの国、岡山県倉敷市船穂町のスイートピーがとても人気です。近年バリエーションが充実してきた染めのスイートピーを数多く出荷しています。「染め」とは、他の花よりも元気に水を吸うスイートピーならではの技です。色をつけた水をたっぷり吸わせることで、ピンクのバリエーションや、天然ではありえないブルーやベージュ、ブラウンなども出荷します。生産者さんにお話を伺うと「最後まで綺麗な色で変化していける染め方を研究している」とおっしゃってました。出荷時期は年末から4月上旬くらいまで。今回飾ったスイートピーを最後に、次に出会えるのは来年になるかもしれません。春のしめくくりに心に刻みたいスイートピーの香りと色。ありがとう、スイートピー。また来年も楽しみにしているね。
毎月25日から翌月24日までにInstagramでハッシュタグ「
#standardflower_op」をつけて投稿していただいた皆さまの中から、前田有紀さん、Hibiya-Kadan Style、OPカードが選んだ素敵な写真6点を掲載しています。今月の入賞写真はこちら! たくさんのご応募ありがとうございました。
次回のご投稿もお待ちしております!
Instagramでハッシュタグ「
#standardflower_op」をつけて皆さまの素敵な花の写真のご投稿をお待ちしております! 前田有紀さん、Hibiya-Kadan Styleのスタッフなどが選考し、毎月3名さまのお写真をコメント付きで掲載いたします。また、掲載された方には素敵なプレゼントをお送りいたします。みなさまの素敵なお写真、お待ちしております!
募集期間
毎月25日から翌月24日まで
参加方法
Instagramで公式アカウント
「
@standardflower_op」を
フォロー。
素敵なお花の
写真を撮る。
受賞写真について
選考された場合、ご応募いただいたアカウントにメッセージにてご連絡いたします。投稿いただいたお写真は、『STANDARD FLOWER. by YUKI MAEDA』の公式サイトに使用させていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
応募規約はこちら
猫さんと花を囲む暮らしが想像できる素敵な1枚です。