黄金井康巳さん/神奈川県酒造組合会長・黄金井酒造代表取締役
OPクレジット会員さま限定で沿線再発見をテーマにさまざまなイベントを開催している「小田急まなたび」。今回は、神奈川の地酒蔵元めぐりなどで人気の「まなたび日本酒会」でご協力いただいている、黄金井酒造の8代目であり、神奈川県酒造組合の会長としても活躍されている黄金井康巳さんにお話を聞いた。
「実は神奈川には歴史ある造り酒屋がたくさんあるんです。うちも昨年が創業200年でしたが、県下13の蔵すべてが創業100年以上なんですよ」と黄金井さんは言う。丹沢山系の名水が流れる神奈川では、その土地の水質や硬度の違いを活かした個性豊かな純米酒・吟醸酒が数多く造られている。
「蔵ごとの味の違いを楽しめるのも神奈川の清酒の魅力。見学もできるので、ぜひ蔵をめぐって飲み比べを楽しんでほしいです。また黄金井酒造では、地域に貢献したいという思いから、清酒造りの醸造技術を活用して、地元農産物を使った珍しい焼酎やビール、ジンなども造っています。神奈川にいいお酒があることを多くの人に知ってもらえたらうれしいです」
打ち合わせに訪れていた小田急まなたびのスタッフも、「まなたび日本酒会に来ていただくと、お酒はもちろん地元の魅力をたくさん再発見できるはず」と言葉を添える。毎日乗る電車の沿線に、おいしい酒蔵がある。これほど幸せなことはないだろう。
1/蔵の中には昔から使われている圧搾機も保存されている 2/鑑評会で受賞した賞状の数々。金賞も多い 3/黄金井酒造を代表するお酒たち。神奈川の特産品「かぼす」を使ったビールも 4/遠くからでも目を引く一番人気の清酒「盛升」の看板
写真/平野太呂
文/野澤淳
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