商品開発担当 冨田実芳さん/小田急グッズショップ TRAINS
「昨年は、ロマンスカーLSE(7000形)の引退、新型GSEの就役、13年ぶりに復活した鉄道むすめと、大きなニュースが重なって、23種類も新しいグッズをつくったんですよ」と楽しげに話すのは、小田急グッズショップ TRAINSの店長を経て、4年前からは商品開発の担当として常に新しいグッズづくりに挑戦し続けている冨田さん。
冨田さんの仕事は、商品の企画から監修、ライセンスの契約、製造業者との交渉、SNSやブログでの発信、イベントへの出店業務など多岐に渡る。つまり、グッズのアイデアを生み出すところからお客さまのお手元に届くまでのすべて。「前例のない商品の開発に挑戦することも多いですし、品質や素材にもこだわっているので、完成までの苦労は計り知れません。でも笑顔でグッズを手にとるお客さまを見ると、やっててよかったと心から思います。最近は女性の方も増えましたし、鉄道ファンの方はもちろん、より多くの方々に小田急の魅力が伝わるとうれしいです。そのために休日も、ついついグッズに使えそうなヒントを探してしまいます。職業病ですね(笑)」
現在ショップには140種類近くのグッズが並ぶ。一つひとつのグッズに込められた思いが、まるで車両を連結するようにお客さまと小田急をつないでゆく。冨田さんの挑戦はこれからも終わることはない。
1/写真や図面を見ながら本物を忠実に再現していく。ルーペは冨田さんの愛用品。2/アイデアや工夫がいっぱいのグッズたち。ランチボックスは子供に大人気。3/和泉多摩川店の風景。4/店内にある本格的なジオラマは、レバーで動かすこともできる。
写真/平野太呂
文/野澤淳
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