まちのプロフェッショナル OP PERSONVol.25

新宿シネマカリテ 支配人 諸井征彦さん
「カリテ」とは「上質な」の意。劇場内のシートはフランスのキネット社製で、ヴェルサイユ宮殿でも使用されているものと同等。包み込むような座り心地が快適だ。

映画のワクワク感が感じられるような映画館に
支配人 諸井征彦さん/新宿シネマカリテ

諸井征彦さん
ロビーにはスタッフ手製の記事ボードや上映作品の世界を表現したオブジェも設置。また、運営元の武蔵野興業が今年で創業100周年。記念の映画パスポート、クリアファイルなども現在、販売中だ。

映画は人生と心を豊かにしてくれる。

階段を下りると、そこは別世界だった。地階の映画館というより、ちょっとしたアミューズメントパークに来たような、ポップで鮮やかな空間が目に飛び込んでくる。

「目指したのは、明るい印象の映画館。館内に入った瞬間からお客さまが日常と離れ、まさに映画を見るときのワクワク感が感じられるような場所にしたいと思いました」

そう語るのは、2012年12月22日の開館以来、支配人を務める諸井征彦さん。総務部勤務から一転、初めての映画興行の世界だった。いわく「素人同然で来ました」

「地下ですから、窓もないし、外も見られない。どうほかの映画館と差別化できるのか。激戦区の新宿で選んでいただけるように、いろんな楽しみ方の提案を考えました」

2017年のリニューアル時、デザイナーにはあえて映画とは畑違いの服飾関係に実績のある人材を招いた。赤いカーペットをPタイルに変えるなど、全体的にシックだった印象をポップにし、若年層にもアピールできる内装にしている。

新作の上映ごとに制作される「手作りの館内展示物」も、この映画館ならではの特徴。銀幕をイメージした水槽には、映画の内容に即したデコレーションと熱帯魚がそよぐ。

「新作ごとに展示内容を替えて、映画の世界観を表現しています。興行の成否にかかわらず、お客さまへの我々の気持ちとして、オープン以来、続けてさせていただいています」

新作へのケアだけに終わっていない。毎年開催するカリテ!ファンタスティック・シネマコレクション®では、古い名作や劇場公開されなかった希少作品の上映も行っており、独特の空気をたなびかせている。

「つまらない映画館と言われるのがいちばん心苦しい。あそこに行けば何かある、面白いものが見られる。そんなお声をいただけるような映画館が、我々の目標です」

飲食の持ち込みが自由というのも大きな強みだ。

「映画は人生と心を豊かにしてくれるもの。大きなスクリーンで見ると、やはり違います。気軽にお越しいただき、お客さまにとって行きつけのお店みたいな存在になれたらうれしいですね」

< 写真/山本マオ 文/賀来タクト >

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新宿シネマカリテ

[住所]東京都新宿区新宿3-37-12 新宿NOWAビルB1F(JR新宿駅 東南口および中央東口より徒歩2分)
[TEL]03-3352-5645
[窓口の営業時間]朝の開場時間~21:00

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