店長 秋山真則(あきやままさのり)さん/野天湯元 湯快爽快 くりひら
フミン酸と呼ばれる成分によって美肌の湯と称される、関東でも有数の黒い温泉。〈野天湯元 湯快爽快 くりひら〉の質の良い湯を浴びに頻繁に訪れる地元の方も多いという。東京23区から足を延ばして入浴客が訪れるのも、泉質の良さが第一だろう。けれど、それだけではない。店長の秋山真則さんが企画する各種イベントもきっかけの一つとなっている。
「バラや柚子を入れる替り湯をしたり、少し変わったこともしていきたいなと、月におよそ20種類のイベントを行っています。毎日入る風呂ですから、身近に感じていただきたいんです。けれど、“楽しみ”でもあって欲しい。日常の中のちょっとした非日常になっていけたらなと思っています。ありきたりかもしれませんが、やっぱり『また来るよ』と声をかけていただけることが、私たちのやりがいですから」
身近に感じる天然温泉。良質な湯だけでなく、岩盤浴やタイ古式マッサージ、さらにバリ式エステや韓国式アカスリ、加えて充実の食事メニューまでが揃っている。そこには「お風呂に行きたい、というときにまず選択肢に挙げていただくための工夫」という秋山さんのサービス精神が明確に反映されている。ただ温泉に入るだけでなく、ゆっくり寛いで帰る場所。オープンから11年、秋山さんの目指す姿に少しずつ近づいている。
1/湯の状態を調べる秋山さん。衛生と安全管理にもっとも気を使うという。2/整体、マッサージのほか、岩盤浴も完備。
3/食事処のすぐ脇には足湯もある。4/充実のメニューの中から、「肉汁つけ蕎麦 ミニ丼セット」。期間限定のメニューも多数ある。
写真/平野太呂
文/村岡俊也
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